事業内容

リユース・リサイクル事業
(太陽光パネル)

リユース・リサイクル事業(太陽光パネル)とは

経年劣化により排出された使用済みパネルを「モジュール診断システム」を利用して総合的な性能診断を実施し、リユースもしくは資源としてリサイクルする取り組みを進めています。

「固定価格買取制度」を背景に全国で太陽光発電設備の導入が進む一方で、将来廃パネルの増大が懸念されています。環境省によれば、太陽電池パネルの寿命を25年とした場合、2034~40年には年間約80万トンの廃パネルが排出されると予想されています。

私たちの組合では、その将来を見据えて全国で初めて太陽光パネルの一貫した「リユース」及び「リサイクル」事業を導入しました。

「リユースとは」

「モジュール診断システム」によって発電性能をチェックしたり帯電圧やパネル内部の損傷などを調べます。
検査結果により合否を判断し、合格したパネルは発電施設や蓄電池と組み合わせた発電機器として再利用されます。

※また、リユース事業の一環として、地元の社会福祉法人と契約し障碍者さんによるパネルの清掃・点検業務も実施しています。

「リサイクルとは」

「モジュール診断システム」により性能が基準以下のものは再資源化しています。
「アルミフレーム分離装置」を用いて太陽光パネルの外周を形成する金属製フレームを除去したのち、特殊なブラシを備えた「モジュール分離システム」で分離、もしくは「モジュール破砕システム」を用いてガラスや金属類に分類し、資源としてリサイクルします。

使用済みの太陽光パネル

私たち組合は、地域の人々や企業にリユース太陽光パネルを安価に提供することで、
「エネルギーの地産地消」を実現したいと考えています。

また、本事業で得た成果を活かし、先陣を切ってリサイクルの循環を生み出す責務を果たすべく、
太陽光パネルの「リユース」「リサイクル」において北東北エリアの拠点となることを目指しています。

リユースリサイクル 事業の経緯

2015年12月 太陽光パネルリユースリサイクルライン事業開始
東芝環境ソリューション株式会社様との共同開発開始
2016年10月 モジュール診断システム設置
※経済産業省 「平成27年度補正ものづくり・商業・サービス支援補助金に係る補助金」
2017年10月 モジュール分離システム設置
※経済産業省 「平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金に係る補助金」
モジュール破砕システム設置
2018年12月 アルミフレーム分離装置設置
板ガラス製品化システム設置
※経済産業省「平成29年度補正ものづくり・商業・サービス経済力向上支援補助金に係る補助金」
2019年11月 リチウムイオン電池モジュール診断システム設置
※経済産業省 「平成30年度補正ものづくり・商業・サービス経済力向上支援補助金に係る補助金」